マンション売却|中古マンションの市場はどうなっている?

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市場を知る上でのポイント

中古マンションの市場は買い手が強い?!
中古マンションの流通動向
日本の人口動態も見逃せない

 

中古マンションを売却するにあたって、今がいい時期なのか、
悪い時期なのか、気になって勉強してみた イエコ です。

 

今回は今の市場が売手市場なのか、
買手市場なのかご説明していきたいと思います。

 

 

1.中古マンションの市場は買い手が強い?!

 

まず市場というのは、需要と供給のバランスの上で成り立っていますよね、

 

中古マンション売却の場合は

  • 需要→「マンションを買う人の数」
  • 供給→「売りに出されているマンションの数」

ということになります。

 

この需要に対して供給が多い場合が
「買い手が強い市場」ということになります。

 

なぜ中古マンションの市場は買い手市場なのでしょう?

 

 

2.中古マンションの流通動向

 

中古マンションの「流通動向」というものを確認してみます。

 

まずは成約数や売り出し物件の数などが年々どう変化しているかを
見比べてみます。

 

物件が余っている

少し古いデータですが、2007年度の首都圏の中古マンション成約件数は
28000件です。これに対し売り出し登録件数は152000件。

 

「物件が余っている」状況なのは一目瞭然です。

 

そして恐ろしいのが、この成約件数は減少傾向にあり、
売り出し登録件数は増加しているのです。

「成約率」

 

「成約率」=「売り出し登録件数」÷「成約件数」
で求めます。

 

こちらの成約率は首都圏で18.4%です。(2007年)

 

つまり売りに出された物件のうち5件に1件しか売れていないという状況を示します。

新築分譲マンションの成約率の低下

そして、関係ないようであるのが、新築分譲マンションの成約率の低下です。

 

中古マンションもですが、新築分譲マンションの成約率も低下しています。

 

2008年度7月時点で首都圏の新築マンションの成約率は53.3%です。

 

新築マンションも売れにくい今、当然新築マンションが値下げされていき、
新築マンションが以前より買いやすい状況になっています。

 

つまり、あと少しがんばれば新築が買えるということからより、
中古マンションを売るにあたって競争が激しくなるということが言えます。

 

 

3.日本の人口動態も見逃せない

 

 

売りに出されるマンションの数が多いのはご説明しましたが、
さらに追い打ちをかけるのが、日本の人口問題です。

 

日本の人口は減少傾向

日本の人口は2004年をピークに減少しています。

 

また、マンション購入をしようと考える層も減少していくと考えられます。

雇用の問題も

 

マンションはローンを組んで購入する方がほとんどです。

 

ですが、マンションを買いたいと考える若い世代には不安定な収入しか
得られない雇用形態の方も増えています。

 

つまり、住宅ローンが組みにくい状況の方が増えていることも
マンションを売れにくくさせている要因でしょう。

 

マンションの数が新築・中古ともに増えているのに対し、
人口・世帯数が減少していることから現在、そして長期的に考えても
中古マンションの市場は買い手市場だと言えるでしょう。

 

マイナスの話しをしてしまいましたが、こういう状況だからこそ、
マンション売却のノウハウを知っておきたいですね。

 

 

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